電子タバコとは

電子タバコとはまさにその名の通り「電気を使ったタバコ」です。

具体的にどのような造りなのかと言うと、

① バッテリーが入っている本体部分(MOD)
② アトマイザー(リキッドを入れる部分)

①バッテリーが入っている本体部分(MOD)②アトマイザー(リキッドを入れる部分)

このような2つの部分で構成されており、まとめてデバイスなんて言い方もされます。
アトマイザーに、リキッド(Eジュース、又はEリキッドとも言います)を注入するようになっています。
本体部分のボタンを押すことで、アトマイザー内の電導線が加熱し、リキッドが蒸気となって出てくるのでそれを吸引する仕組みになっています。 またボタンを押す長さによって出てくる蒸気の量が変わるので、吸いたい量に合わせて調整することが可能です。

電子タバコ用リキッドの成分内訳

そんなリキッドですが、非常に安全性の高い成分からできています。

加熱式タバコにも使用されており、マーガリン・シリアル・お菓子などに含まれる植物性グリセリン、またはVG(vegetable glycerin)、うどんやそば、おにぎり・餃子などに使われる食品添加物であるプロピレングリコール、またはPG(propylene glycol)フレーバーを決める香料・精製水、ニコチン入りリキッドであればニコチン、以上の成分からつくられています。

電子タバコの味を作るうえで重要なのが香料です。この香料で、フルーツ系、デザート系などのフレーバーが決まります。多くは電子タバコ専門の香料メーカーが作った香料を、各メーカーが調合してリキッドを作成しています。
企業秘密のため、成分は公表されていない場合が多いですが、場合によっては摂取量によって身体に害を及ぼすものもあるといわれています。各自確認の上自己判断で使用するようにしましょう。

従来のタバコに比べると有害性の低いものだといわれていますが、まだまだその歴史は浅く、その安全性については研究段階であり不明な点も多いのが事実。
とはいえ、電子タバコは今後、喫煙者本人の健康被害や周囲への副流煙を減らすことで、喫煙問題が問いただされる現状を変える一翼を担えるかもしれません。

メリット

タールをはじめとする有害物質がない

・タールをはじめとする有害物質がない

タバコの煙には約4,000種類の化学物質が含まれていると言われ、その中でも発がん性物質は50種類以上、有害物質は200種類以上が含まれていると言われています。例としてタール、一酸化炭素、アスベスト、ダイオキシン、、、と、挙げればキリがありませんね。前項でも述べたようにたばこの葉を加熱している加熱式たばこにも、少なからずこのような物質が残っているデータがあります。
対して電子タバコはプロピレングリコール、グリセリン、フレーバー、精製水+ニコチン からできています。プロピレングリコールとは、極めて毒性の低い食品添加物として有名な成分で、うどんやそばなどの麺類や、おにぎり、餃子・焼売などにも使われています。
グリセリンは、流行りの加熱式たばこにも用いられる安全性の高い成分です。マーガリン、シリアル、お菓子などに含まれ、私たちの生活に密接に関わる安全な食品添加物です。
ちなみに電子タバコ・VAPEはそもそも喫煙具ではないのですが、従来の煙草を喫煙していた人が減煙・禁煙目的で切り替えるケースも最近では多いようです。

・権威ある学術誌にて電子タバコの長期使用に害はないと発表!

現状、害はないと言われていても、長く使っていれば何かしらの害があるのでは・・・?という意見が、電子タバコ反対派によく聞かれます。しかしなんと、電子タバコの長期使用には害がないとネイチャー誌が発表したのです。ネイチャー誌とは、権威ある総合学術科学誌であり、この度の発表は非常に信憑性の高いものとなっています。
研究の内容としては、電子タバコを使用するグループとしないグループに人を分け、心肺や循環機能の数値を計測していきました。研究の結果、3年半の間電子タバコを使用していたグループは数値に影響が見られず、長期使用に電子タバコは害がないと結論づけました。

多様な味が用意されている

・多様な味が用意されている

従来の煙草と違うポイントとしてはニコチン濃度やリキッド(フレーバー)の選択肢の多さです。
ニコチンは無配合から多くて30㎎+程度まで豊富な濃度展開があり、好みによってタバコ味、紅茶味、グレープやアップル、柑橘系などのフルーツ系、チョコレート系、ミント系、コーラ味など無数のオプションがあります。
またジュースを混ぜてオリジナルの味を創れる柔軟性が高さも特徴です。
選ぶリキッドによって個性を表せる、ファッション性もVAPEにはあるかもしれません。

節約になる

・節約になる

ヘビースモーカーにとって、たばこの値上げは痛いですよね。単純計算ではありますが、電子タバコに乗り換えれば毎月半額以上が節約できる可能性があります。

・電子タバコ(VAPE)と加熱式タバコ(アイコスなど)コストの比較
ジャンル詳細1ヶ月のコスト
電子タバコ
VAPE
リキッド代
1.5タンク程度
消耗品
1週間1回交換
リキッド代
5000円程度
消耗品
200円×4=800円
5000円+800円
合計5800円
加熱式タバコ
アイコスなど
たばこスティック
460円
1箱(20本入り)
1日20本
吸う場合
460×30
合計13800円

臭わない

・臭わない

喫煙後に口臭が強くなったり、歯にヤニがついたりするのはタールが原因です。タールは粘着性と臭いが強く、口内に残って臭いを発生させ続けます。喫煙者は気付きにくいですが、非喫煙者にとってたばこの臭いは「最悪」です。化学物質が大量に含まれていますから、当然と言えば当然です。対して電子タバコはリキッドの香りであり、不快に感じることはほとんどありません。

危険な副流煙が発生しない

・危険な副流煙が発生しない

なんども申し上げます通りたばこには化学物質が大量に含まれていますから、副流煙による受動喫煙が問題になっていますね。
対して電子タバコはそもそもタールが発生しません。電子タバコは、火を使わずにタバコの葉を加熱することで蒸気を発生させるものです。タールが発生していないのであれば、受動喫煙の危険性も低くなることは当たり前です。

電子タバコの種類

「スターターキット」と「リキッドを用意しよう」

・「スターターキット」と「リキッド」を用意しよう。

「スターターキット」とは、その名の通り電子タバコを始めるためにバッテリーとアトマイザー(その他、充電器・コイル等…)がセットになったもの。あとは味を決める「リキッド」だけで、すぐに始めることが可能です。(ニコチン入りリキッドは法律により日本国内では購入できません。海外からの個人輸入のみ可能です。)
「なんだかあのリキッド美味しそう・・」のように、リキッドのフレーバーから入るも良し。「あのかっこいいたばこ、持ち歩いてみたいな・・」のように、デバイス本体から入るも良し。素晴らしくて楽しい電子タバコライフを送ってくださいね。

電子タバコ、箱で吸うか、棒で吸うか

・電子タバコ、箱で吸うか、棒で吸うか

電子タバコは大きく分けて箱状のBOXタイプのものと、棒状のPENタイプのものがあります。

BOXタイプPENタイプ
煙の量が多い
バッテリーの持ちが優れる
拡張性に優れる
価格が安い
シンプルでわかりやすい
軽くて細く携帯性に優れる

もちろん製品ごとに違いますので、あくまでご参考程度に!

1.4 新しい電子タバコの選択肢:POD型VAPE(ポッド型ベイプ)

「デバイス」と「リキッド」が一緒になった超カンタンVAPE!

・「デバイス」と「リキッド」が一緒になった超カンタンVAPE!

「電子タバコは楽しいし美味しいけど、リキッドの掃除とかコイルの交換がめんどくさいなあ…」と思ってしまう人は多いのではないのでしょうか。そんな人にオススメなのがPOD型VAPEです!

BOX/PENタイプPODタイプ
味(フレーバー)のカスタマイズができるコイル交換不要
吸うだけで起動
コイル交換が必要味(フレーバー)が限られる

POD型VAPE(ポッド型ベイプ)とは、専用のカートリッジ(=POD、ポッドと言います)にすでにリキッドとコイルが装填されており、使い終わったらポイ!の楽チンVAPEです。また、口をつける吸引口の部分も毎回替えるため、とても衛生的です。

無敵のVAPEですが、強いてデメリットを挙げるならば、好きなリキッドを選べないということが挙げられます。というのも、前述した通りPODにはすでにリキッドが装填されているため、自分がいままで好きだったリキッドを使用することはできません。また混ぜたり薄めたりもできません。

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